2012年10月5日金曜日

余命半年宣告されて(伯母の話)

私の伯母はすい臓がんで余命半年と宣告されました。
そのとき伯母は心配でセカンドオピニオンを某大学病院の有名教授に求め、やはり余命は半年といわれました。そのとき伯母は86歳でしたのですべての治療をしないという方針(何もしない)を採りました。

余命宣告されると伯母の知り合いは殆どの方が訪問してくれ、忙しい日々を過ごしました。
その後伯母は秋田県の玉川温泉に湯治に行きました。
この温泉は末期がんの方が多く訪れるので有名なところです。
およそ1ヶ月ぐらい滞在し東京に戻ってきました。
その後は痛み止めなどをもらって普通に過ごしていました。

それから5年経過し、現在91歳!!
5年前に余命宣告された時と殆ど変わらない状況で日々を生きています。

あの時何も治療を受けなかったのが良かったのか?
いまだに疑問です。老人はがんの進行が遅いとか言いますが、5年間何の変化もないというのも不思議です。それなりに老化はしていますが、健康上の問題は殆どないようです。

以前に治療法を自分で決めるということを書きましたが、本当にそうだと思います。
最近の治療ではかなりの高齢者でも手術を受けていますが、今になって思うと伯母の選択は正しかったとなります。
私も自分の選択が正しかったと思える日が来ることを願っています。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿